2012年1月30日月曜日

成田市 議員団研修会が開催されました

「自治体に求められるコンプライアンス~『まさか』を『またか』にしないためには~」をテーマに研修会が開催されました。
現在市議会では、昨年11月に設置された「収賄事件再発防止・法令順守等に関する調査特別委員会」が中心となり、事件の発生の背景には何があるのか、なぜ未然に防ぐことができなかったのか、再発を防止するためには何をするのか、すべきなのか議会と行政が一体となって検討を進めています。

成田市においても、2007年に内部通報制度を導入し、職員の不正・不祥事が起きぬよう取り組みはしていました。(通報の対象に市長・副市長を含めたのが特徴で、市によるとここまでの制度は県内で初めて。市長・副市長も対象となることから通報を受ける窓口として人事課とは別に相談員(市の顧問弁護士)を置き、通報内容が筒抜けになるのを恐れて職員が連絡を控えることのないように配慮されている)

しかし結果的には、ご存じのように昨年8月以降たて続けに2件の収賄事件が起きています。

これは第1に、市職員のコンプライアンス、つまり法律や倫理などの要求に「従うこと」の認識の問題もありますが、庁舎内において先ほど触れた制度が定着していない、機能していない点が非常に問題であるのです。

成田市に限ったことではありませんが、このような事件が発生する背景にはその組織の体質として
「見ざる」「言わざる」「聞かざる」の他に「かかわらざる」という4つの「さる」がいるそうです。

我々は、「今回の事件を教訓にしてなどと言っている猶予はない」というつよう意志を持って再発防止に取り組んでおります。明日午前10時からは特別委員会も開催されます。随時皆さんに報告をさせていただきます。あわせてご意見等ございましたご連絡お待ちしております。





法的拘束力または上位圧力を行使して統治する「ガバメント」に対して、集団が自らを健全に統治すること。

集団のメンバーが中心となり、規律を重んじながら相互協力をすることで目標に向けた意思の決定や合意を形成を行いながら集団の円滑な運営をはかる。