2013年3月7日木曜日

ロケツーリズム研究会

国土交通省観光庁に於いて、第3回のロケツーリズム研究会が開催され、出席しました。

観光庁からは『観光地域振興部長 瀧本 徹 』氏の出席がありました。

参加団体は、成田市のほか東京都、山形県、富山県、藤沢市とロケーション事業に関し、エキスパート級の自治体のほか、伊豆急ホールディングス観光振興部観光企画課、相模原鉄道経営管理部広報担当など鉄道運営会社がロケを積極的に誘致し、鉄道利用者の増加を狙うなどロケーションを核としてビジネスに結びつける動きが加速しています。(参加団体・オブザーバー含め31団体)

今回のテーマはロケツーリズムに係る現状と課題について、
(1)ロケ支援度
(2)ロケ地行楽
(3)地域の変化
の観点から分析を行いました。

やはり、すべての面で神奈川県藤沢市の『湘南藤沢フィルムコミッション』は先進事例が多く、参考になるものが多々ありました。

まず、今後の成田で早急に取り組む課題として、ロケ地マップの作成があげられます。(来年度事業として取り組まれるはず・・・)。個人的には富山県でつくったマップがお気に入りで、女性職員が女性の視点でつくった物のようです。


ロケ地を提供したあと、如何に地元を舞台にした映像作品(映画・ドラマ)を活用し、地域活性化・観光客誘致に結び付けるか。どのようにしたらロケ地ツアーの商品がが図れるのか が今後の大きなテーマです。

東京都では、石原前東京都知事の肝いりでつくられた産業労働局観光部振興課観光事業担当係りがあり、映像作品版権活用ワーキンググループを開催し、映画やドラマのシーン写真やポスター、出演者から貰ったサインなどの素材に係る版権について研究し、版権を活用したロケツーリズム企画の提案、実施を目標にしているそうです。

我が成田市においても、3年弱でおよそ80本のロケ実績がありますが、それらの実績をどのように活用し、地域の活性化、経済振興に役立てていくかがポイントになります。