2012年11月29日木曜日

日本人のメンタルヘルスの現状(議員団研修より)


皆さん、「四大疾病ってなに」と聞かれたら、癌・脳卒中・急性心筋梗塞・糖尿病を思い浮かべますよね。今年の7月、厚生労働省は地域医療の基本方針となる医療計画(注)に盛り込むべき疾病に「精神疾患」を新たに加えて「五大疾病」とする方針を決めました。職場でのうつ病や高齢化に伴う認知症の患者数が年々増加し、国民に広くかかわる疾病として重点的対策が必要と判断されたものです。来年には、すべての事業者に対して、従業員のメンタルヘルス(心の健康)チェックを義務付ける労働安全衛生法の改正案が可決される見込みになっています。

日本国内には、うつ病で100万人が受診しており、本来受診しなければならないであろうと推定される人が3~400万人といわれております。

「うつ病への入り口」はイライラとストレスといわれています。
ストレスの意味を調べてみると、生物学的には何らかの刺激を受けた結果、生体に何らかのゆがみが生じた状態をいう。これを人間に当てはめて考えると、「感情」・「体(体調)」・考え方」・「行動」に異常をきたしている状態で、二週間以上、憂鬱で苦しいくらいの気持ちが、毎日継続する状態を「うつ状態(うつ病)」としています。

最近の傾向として、年齢別で見た場合30歳代が最も多く、次いで40代、20代と続いている。
仕事でのプレッシャーや将来への不安が一番多い年代なのでしょうか?

うつ病の多くは抗うつ剤による治療で、通院治療が可能です。薬を服用して、ゆっくり休養し心身の疲れを取り除くことにより感知することができますが、まずワークライフバランスを見直し、過度にストレスをためない毎日を送ることが重要だと思います。

みなさんも、ストレスのため過ぎにはご注意を!!