2012年11月19日月曜日

成田空港を視察しました。

成田空港は1978年5月20日に開港、92年には第2ターミナルビルが供用開始されるなど順調に施設の充実が図られ、現在では、35ヶ国3地域99都市に就航しています。今後も新たに、2012年12月2日からサンディエゴ(アメリカ・カリフォルニア州)線、2013年1月11日にはサンノゼ(アメリカ・カリフォルニア州北部)線が、2013年4月1日にはデンバー(アメリカ・コロラド州)線が就航を予定しています。



 
 
 
今年7月から待望の国内線LCC(ジェットスタージャパンが、8月からはエアアジア・ジャパン)が就航しています。暫定施設でありますが第2ターミナル南側にジェットスタージャパン用ターミナルが、北側にはエアアジア・ジャパン用ターミナルが整備されました。2014年度までにはLCC専用のターミナルを第2ターミナルに隣接する第5貨物地区に整備することが決定しています。

アジアの国際ハブ空港としての実力を最大限発揮するため、成田空港の国際・国内ネットワークの拡充可能性を検討するために行ったアンケート結果によると
☆空港機能の強化として 
  ①運行要望の多い時間帯における発着枠拡大
      ②ハブ機能の強化(際=際・内=際乗り継ぎ強
          化)
☆ 財政的な支援      
     ①空港関連施設の賃料等の低減や支援
☆アクセスの改善     
                                              ①空港に入る際のセキュリティの簡素化 等が課題・要望され                       
                         ています。
成田空港の国内線新規路線候補の旅客数を試算した結果、岡山線、松山線、鹿児島線の3路線の路線就航可能性が有望であり、そのほか稚内、高松等の18路線については、リージョナルジェット機(注)での成立可能性があるとの結果が報告されています。
 (注)旅客数が50から100名程度で必要な滑走路も短い低騒音な小型ジェット機のこと
      
 




写真左上西側誘導路工事
2012年度中に年間発着27万回、さらに最短で2014年度には年間発着30万回をめざし西側誘導路の整備等が着々と進められています。

横堀地区駐機場工事   
  
 



空港機能整備が進む中、成田空港は現在7社・11路線(国際線LCC含)のLCCが就航しています。2009年12月には総便数に占めるLCCの割合は0.79%でしたが2012年10月29日スクート(シンガポール航空出資・成田-(台湾経由)シンガポール)による就航により総便数に占めるLCCの割合は13.53%
  にまで増  加しています。
 
  
 LCCの就航に合わせ「成田空港第2ターミナルビル北ウィングの
 開館時間を午前4時30分に早め、成田スカイアクセスの運行や
 京成バスなどが「ローコストバスLCB」の運行を開始するなど空
 港機能・環境も整いつつあります。

 内陸空港ゆえの騒音問題は永遠の課題だと思いますが、私個人としては、成田空港のさらなる発展を望んでおり、「成田の発展のためには成田空港のさらなる発展が必要不可欠だ」と考えております。成田空港に関しては、多くの方が興味を持ち、様々な考えがあろうかと思います。
多くの皆さんのご意見をお聞きしたいと思います。